▲奥歯の銀歯が気になる
◎このようなお悩み・症状の方へ…
- 歯の詰め物が取れた・欠けた・割れた
- 銀歯の詰め物を白くしたい
- 奥歯の金色の詰め物を白くやり直したい
- 奥歯の詰め物が黒い(黒く変色してきた)
セラミックインレーとは、セラミック製の奥歯への白い詰め物のことです。虫歯の治療後に詰める金属の代わりに用います。銀歯・金歯とは違い、ご自身の歯と同じ色でピッタリと製作されるため、自然な歯の美しさに仕上がります。
2種類の素材を使用
イーマックスインレー(e.max)
イボクラービバデント社というスイス・チューリッヒのメーカーが開発した「二ケイ酸リチウムガラス」という次世代の素材を含んだセラミックです。
セラミックブロックから患者さんご自身の詰め物に合わせたインレーを削りだします(プレス法)。強度が高く、色調のバリエーションも豊富なので当院ではよく出ている詰め物の素材です。
費用:70,000円(税別)
ハイブリッドインレー
セラミックとプラスチックの中間の素材です。年数によって変色を起こすことがあります。小さな詰め物の部位に使われ、歯の表面全体を覆うような症例(アンレー)には適していません。
天然の歯の固さに近いため、適度にすり減りますが、その特性を生かし、噛み合わせの強い方、歯ぎしりのある方には適している素材です。定期的なやり変えをおすすめしています。
費用:40,000円(税別)
奥歯の詰め物・よくある質問
- 詰め物の大きさはどこまで可能ですか?
- 制限はありませんが、歯全体を覆うような詰め物はアンレーに 大きさの制限はありませんが、歯全体を覆うような詰め物はアンレーと呼ばれます。歯の頭全体を削らなければいけないような症状は、オールセラミッククラウンが適応になる場合があります。
- 保険でも白い詰め物はできないですか?
- ごく小さな詰め物は保険対応になることも 保険治療においても制限はありますが白いプラスチックの修復物を用いた審美治療は可能です。このプラスチックは材料の特性上、年数とともに変色し劣化します。色調も単調なので隣接する天然歯と比べると、どうしても劣ってしまします。また大きな詰め物の修復には、強度が弱いため向いていませんので、できればセラミックによるインレーをおすすめしております。
- アメやガム等で、詰め物が取れた・割れた・欠けた
- 取れた詰め物をお持ちください 食事中に固いものを噛んだり、アメやガム等の影響で、奥歯の詰め物が取れることがよくあります。取れた詰め物は出来れば念のために持参していただき、すぐに歯科医院を受診してください。また取れたということは、長年のお口の中の影響で接着力が弱まってきたか、中が虫歯になっている可能性もあります。
- 奥歯の詰め物が黒いのですが大丈夫ですか?
- 気になるなら白いセラミックへのやり変えを 奥歯の詰め物が銀や金の金属色ではなく、黒いという方もいらっしゃり、よくご質問をいただきます。これは、銀歯(パラジウム)が経年変化で黒く変色してきたか、または、アマルガムといわれる金属の詰め物の可能性があります。アマルガムは一昔前の歯医者さんで多用されていた水銀を含む金属で、近年アマルガムによる金属アレルギーが問題視されています。ご心配な方はセラミックインレーへのやり変えをおすすめしております。
セラミック治療の治療内容・リスク副作用などについて
ここでは、医療広告ガイドラインに基づき、歯科治療におけるセラミックインレーやオールセラミッククラウン等の詰め物・被せ物のセラミック治療についての治療内容・リスク・副作用について記述いたします。
治療内容・このようなケースに
虫歯治療後もしくは見た目の問題で歯を白くしたい場合など、歯の一部または大部分を失った場所に対してセラミック素材の詰め物・被せ物を接着して見た目・咬み合わせの回復をはかる治療方法。
- 虫歯治療後の詰め物・被せ物を白く希望される場合
- 現在の金属の詰め物・被せ物が取れたり欠けたりして、再治療に白い物を希望される場合
- 現在の金属の詰め物・被せ物に問題はないが、見た目を自然に白くしたい場合
- 金属アレルギーのある方、または心配な方に
- 現在の詰め物・被せ物・ブリッジに違和感・不調のある方などに
- 歯茎との境目が黒ずんで気になる方に(メタルタトゥー)
健康保険と自費の適用について
セラミック治療は、自費診療となり健康保険対象外です。
未承認医薬品、医療機器等の使用の有無
当院では、セラミック治療において国内で承認されていない未承認医薬品、医療機器等を使用しておりません。
リスク・副作用
- 金属単体のインレー・クラウンより若干、歯の体積を削る量が多いことがあります
- 個人差により、ごく稀に欠けたり壊れる可能性があります
- 事前に神経の処置(根管治療)や土台(コア)の処置が必要となることがあります
- 咬み合わせ・歯ぎしりの強い方は、破損防止のためにマウスピースをおすすめすることがあります